ウェディングレポート

  • ♠ウェディングプランナーの結婚式 Vol,1 ~Eriのシンプルウェディング~
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    ―「ウェディングプランナーが挙げた結婚式」待望のVol.1は、人気ゲストハウスで200組以上をフルプロデュースしたEriさんのシンプルウェディングをレポート。シンプルながらもプロのこだわりが感じられるさりげないおもてなしテクは必見です!

     

    ♣結婚式を挙げた理由


     

    ウェディングプランナーと言えば、毎週末に何件も何件も結婚式を目にします。恐らく1000件以上の結婚式を見てきたEriさん。それだけ見ていれば結婚式に対する特別感もなくなるのでは?そんな思いで尋ねてみました。

    ズバリ「結婚式をしようと思った理由」って?

     

     -『まず1番はシンプルに「花嫁姿を両親に見せたかった」ということ。両親や家族に、自分や彼の会社の方や友達を見せたかった、いい人たちに囲まれて楽しくやってるよという事を見せたかったんです。』

     

     また、Eriさん自身が担当した結婚式の中で、こんな印象深い出来事があったそう。

     

     -『日頃からクールで甘い言葉などは一切口にしない新郎様が突然、「花嫁姿を見てなんてキレイな女なんだと思いました。嫁にできて本当に嬉しいです。」ってウェルカムスピーチでおしゃった事があって。もちろん新婦様は涙。不器用でクールな新郎様がこんなこと言うなんて、やっぱり結婚式はマジックなんだと改めて思いました。』

     

    ウェディングプランナーの結婚式

     

     

    ♣結婚式はマジック?


     

    結婚式はマジック。その言葉通り、何か結婚式には特別な雰囲気があり、時間の流れもどことなく非日常です。

    そんな特別な1日の中でeriさんが感じたこと。それは「結婚式を通して、今までの自分の人生を振り返る事ができる」ということ。

    結婚式準備の期間も含めて、色々な事に気づいたというEriさん。沢山の友達に恵まれていること、仕事で育てて貰っていること、そしてどんな時でも家族や親族が影ながら支えてくれていた事。当たり前のようで普段なかなか改めて気づくことが出来ない、多くの事に素直に心から感謝したといいます。

     

    日頃は照れくさくて絶対に言えない両親や周囲への素直な感謝の想いを口にすることが出来るのも、結婚式のマジックのひとつ。Eriさんは、結婚式を挙げて時が経った今でも、「本当に幸せな日だったな」と噛みしめることがあるそうです。

    人生の中でそんな一生心に残る特別な思い出が持てること…とても素敵ですよね。

     

    ウェデイングプランナーの結婚式

     

     

    ♣結婚式のテーマは「何もしない!」 


     

    そんなEriさんに結婚式のテーマを訊いてみました。返ってきた答えは意外にも「何もしない!」ということ。
    沢山の結婚式を見てアイデアが豊富なウェディングプランナーさんだから、きっと何か物凄い…見たこともないような演出が!?という予想とは裏腹な答えに、逆に興味が沸きました。そこには、たくさんの結婚式を見たからこその思いが…。

     

     -『もちろん、色々な演出を用意して・・・という、おもてなしの仕方もとても素敵なのですが、そうするとどうしても、私たち自身も、ゲストも演出に追われてしまうんです。「これをやって、次はあれをやって、その次はこれを見てもらって・・・」と気忙しくなってしまう。ゲストと話す時間や写真を撮る時間もとれないし、お料理をゆっくり食べる時間もない。そうなってしまうよりは、私たち自身もその場の雰囲気にゆっくり浸り、楽しみたかった。私たちの結婚式なんですけど同窓会のような、みんなが自由に楽しく過ごせるような時間を持ちたかった』

     

    ウェディングプランナーの結婚式 アットホームに

     

    そんなEriさんが一番こだわったのは「お料理」でした。お料理は実際に試食して、自分が美味しい!と思ったものを中心にセレクト。実際にご親族を中心に「とにかくお料理が美味しかった!!!」という感想を貰う事ができたそう。

     

     -『どんな演出、衣装、会場だったとしても、美味しいものを食べられればみんな笑顔!美味しく食べながら、みんなが固くならずお喋りできたらいいなと思って。友人も年齢層が幅広かったので、おいしい料理と楽しい空間を用意するのが一番かなと思いました。』

     

     

    ♣随所にちりばめたプロのこだわり


     

    まさに「Simple is BEST!」のウェディング。その中にもEriさんのプロらしいこだわりが散りばめられていました。

     

    ウェディングプランナーの結婚式 ヘアメイク

    ♦ウェディングシューズ

     -『靴はレンタルじゃなくて、自分の気に入る一足を好きなブランドで探しました。「オシャレは足元から」「キレイは先端に宿る」という言葉があります。ドレスの下で見えないかもしれないけれどとてもこだわりました。ゲストには気づかれないけど、自分だけが知っているこだわり。そう思うとそれだけで幸せな気分になれました』

    Eriさんが選んだのはビジューのお花があしらわれた華やかなシューズ。ウェディングシューズはドレスショップでレンタルされる方がとても多いですが、こんな自分だけのこだわりを持ってみるのも素敵ですよね。

     

    ♦サムシングフォーも意識

    また「サムシングフォー」(リンク)も意識したといいます。Something Newにはシューズを。Something Oldにはお下がりのブーケ、Something Blueは青いリボンをガーターに…という風に。

     -『ゲストにわざわざお披露目する事ではないんですけれど、結婚式中にふと思い出してちょっと嬉しい気分になる、自分だけのおまじないのような感じでした。』

     

    ♦ブーケのこだわり

    ブーケにもプロらしいこだわりが垣間見えました。

     -『披露宴では「とにかく動きやすいように!」とリストブーケ(リンク)にしました。演出をおさえた分、たくさんゲストのテーブルへ行きたかったのですが、トレーンが長めのドレスだったので、移動の際に右手は新郎の腕を持ったまま、左手でサッとドレスがつかめるように空けておきたかったからです。ただ、普通のブーケも気に入っていたので、前撮りの時にブーケを持って撮影しました。また、二次会では身軽なドレスを選び、ブーケを持ちました。』

     

    ♦衣装のこだわり

    新郎は白のタキシード。

    結婚式準備の中で、基本的には新郎さんの意見を重視したというEriさんが唯一決めていたこと。それは「新郎には白のタキシードを着て欲しい!」という事でした。それは、「主役は花嫁」ではなく「主役は二人」にしたかったから。「新郎が男性ゲストに紛れてしまわないように」という思いからだったとか。これもプランナーならではの目線ですよね。

     

    和装を着る。

    人前式では和装を着たというEriさん。そこにはご両親への思いも。日頃から親子で着物が好きだったそう。

     -『母親とは着物で京都へお出かけしたりしたので、母親との思い出をリンクさせたかったというか。実際、前撮りで白無垢を着た時もすごく感動してくれたし、挙式の色打掛も喜んでくれました。衣装選びにも参加してもらって、母娘でワイワイ楽しく選びました。また父が紋付き袴を何十年ぶりに着るという事だったので和装で揃えたいなという思いもありました。』

     

    ちなみに、和装をお色直しではなく挙式で着たのは『ゲストが飽きないように、披露宴中のお色直しの時間を短くしたかったから』とのこと。ドレス→ドレスのお色直し時間に比べて、ドレス→和装だと10分程度余分に時間が掛かります。ただ、和装→ドレスの順番にすればお色直し時間は短縮可能なのだとか。結婚式準備を進めていくと、ついつい自分にフォーカスしてしまいがち。そうじゃなくて徹底的に周囲にフォーカスしている辺りがやはりプロですよね。

     

    ウェディングプランナーの結婚式 和装 

    この日はなんと大雪。プランナー仲間の咄嗟のアイデアで雪の中を番傘でお父様と歩いた時はとても感動したそう。

     

    ♣自分たちらしく


     

    また、心がけたことは「結婚式らしさ」を追及するよりも「自分たちらしさ」を大切にすること。

    海っぽいイメージの会場装飾にするなど海が大好きなお二人。イメージしたのはビーチで挙げる海外のウェディング。
    ヘアセットもせずに、裸足でシンプルなドレスだけをさらっと着て結婚式をしている様子が、「自分たちっぽい」と思ったそうです。

     

     -『結婚式らしい、ゴージャスな装飾たっぷりなドレス姿も素敵だけど、「自分たちらしさ」を重視してあえてシンプルにしました。ドレスはフリルやビーズなどの装飾が一切ないものを、アクセサリーもほとんどつけずに、ヘアもダウンスタイルでナチュラルにしました。』

     

    また、ペーパーアイテムも、ホワイトやパールという優しい雰囲気のものではなく、普段の自分たちのイメージに近いビビットな色や派手な柄のペーパーで手作りするなど、細かいところでも「自分たちらしく」を意識。

     

    ウェディングプランナーの結婚式

     

    BGMも二人の好みや、結婚式っぽい曲に拘らず、お父様が好きなビートルズを使ったり、年配ゲスト向けに70、80年代の曲もいれ全てのゲストが楽しめるように配慮。
    引出物も食器などは避けて「プレゼント」というイメージでセレクト。例えば女性ゲストにはちょっといいバスソープなど、「引出物」という枠に捉われず、自分が貰ったら嬉しいものにしたそうです。

     

    もちろん、あえて「結婚式らしさ」にこだわるウェディングもとても素敵です。どちらがいいとかそういう事ではなくて、「同窓会をイメージして等身大の自分でゲストをおもてなししたい」と考えていたEriさんにとっては「自分たちらしさ」を重視するセレクトがマッチしていたという事。アイテム選びは、どんなウエディングにしたいのかを考えてセレクトするというのもポイントのひとつかもしれません。

     

     

    ♣アドバイス


    最後にeriさんに、これから挙式をする花嫁の皆さんへのアドバイスをきいてみました。

     

    ♦プロに任せる

    衣装もヘアメイクも司会のコメントも敢えて担当の方に丸投げしたというEriさん。

     -『何年も一緒に仕事をしてきて信頼感があるからこそ出来た事かもしれませんが、やはりプロはプロ。1人で走りすぎずプロに任せたり、アドバイスを聞き入れたり、しっかり話し合いをする事はとても大切です。』

    もちろん、納得のいかないアドバイスを我慢して受け入れるということではなく、納得がいくまで相談するということが大切ですね。

     

    ウェディングプランナーの結婚式 プロに任せる

     

    ♦彼を巻き込む

    また準備の中で周りを巻き込んでいく事もとても大切。Eriさんはウエルカムボードや、ウェディングケーキなどは彼にお任せにしたそう。彼に完全に任せる部分をいくつか作ったことで彼にも参加意識が芽生えたとか。ちなみに彼は海やサーフィンが大好きだったそうで、サーフボードでウエルカムボードを作ったり、ケーキも海やサーフィンのイメージでオーダーされたそうです。

     

     -『私がプランナーということで彼だけ蚊帳の外にするのが一番嫌でした。とにかく彼が何か言ったらどんどん取り入れました。例えば、ファーストバイトの時に、両親に見本をしてもらったのも、人前式にしたのも、誓いの言葉の内容も、中座でサプライズエスコーター指名するのも、彼の意見を取り入れて決めました。私が決めたら、多分もっと何にもしなかったはず(笑)本当はケーキも真っ白でシンプルな方が好きですし…(笑)でも「二人の結婚式」なので、彼と話し合うときはプランナーの私は捨てました。普通の新婦さんのつもりでたくさん話し合って、お互い納得して決めていきました。』

     

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    一緒に一度の結婚式、ついつい「全部自分主導で!」「自分のイメージどおりに!」となってしまうのが花嫁の性かもしれません。ただ忘れてはいけないのは「二人の結婚式」であるということ。
    上手に巻き込んで、思い切って任せる部分を作る事で「彼が何もしてくれない」という悩みも少しは解消されるかもしれませんね。実際に、式場下見の際にはまるでやる気のなかった新郎様が、打ち合わせを通してとても協力的になるパターンはあります。プランナーにも協力をお願いして意識的に巻き込んでいく事はとても大切かもしれません。

     

    Eriさんのお話をうかがってみて感じたのは、「テーマに一貫性を持たせる」事の大切さ。何のために結婚式を挙げたかったのか?結婚式で何を1番に伝えたかったのか?核になる部分を決めたらそこからブレないこと。ただ、長い準備期間の中でだんだん「何がしたかったんだっけ?」となる事がとても多いのも事実です。そんな時は初心に帰って核の部分を思い出し、新郎新婦の二人でしっかり話し合う事がとても大切です。そこだけをしっかり押さえていけば、あなたの結婚式は笑顔あふれる最高の1日になることでしょう!

     

    ウェディングプランナーの結婚式 お見送りギフト

     

    ―For the Bride and Groom, wishing you a wonderful beginning!

    あなたのウェディングが素敵なものになりますように!

     

     

    〆編集後記

    今回のコラムはいかがでしたか?
    次回コラムは、ウェディングプランナーの結婚式第2弾をお届けします。お楽しみに。

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    Editor:Natsuko

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