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カジュアルに楽しむ「シノワズリウェディング」

花嫁のリアルストーリーを紹介する「ウェディングレシピ」。

中国文化漂う「シノワズリ」の世界観を叶えた、ミドリさんのエキゾチックな結婚式をレポートします。

「STONE AND CAKES」の想いを胸に


桜が咲き誇る4月の鎌倉で、新婦ミドリさんのこだわりあふれる結婚式が行われました。舞台は100年前に建てられたレトロな洋館『古我邸』。映画のワンシーンのような鮮やかで幻想的なパーティーが、訪れたゲストたちを魅了しました。

 

結婚式を挙げるにあたり、ミドリさん夫妻がテーマに掲げたのは『STONE AND CAKES』という言葉。「石のように固く、ケーキのように甘い結婚生活にしたい」という2人の理想と共に、参列するゲストに対して「石のように固い絆を再確認し、美味しいケーキで楽しいひと時を一緒に過ごしてほしい」という想いも込められているそうです。

 

「テーマに合わせて、式のエスコートアイテムに天然石をチョイス。ゲスト1人ひとりをイメージした70個の石と、石を入れられるスウェードのミニポーチを用意しました」

式を通して深まった夫婦の絆


結婚式を終えたミドリさんは、「夫婦の絆がさらに強くなった」と振り返ります。もともと、同じ会社に勤めていたことをきっかけに彼と交際がスタートしたそうで、優しく包容力のある人柄や、どんな時も素でいられる居心地の良さに惹かれ、結婚を考えるようになったのだとか。

 

式の準備中は、演出やDIYへのこだわりがどんどん強くなり、式準備と家事の両立が難しくなってしまったこともあったというミドリさん。そんな時も彼が率先して手伝ってくれたそうです。

 

「この人と結婚して本当によかったと実感しました。式を通して2人の結束力が強くなったのはもちろん、私の心の拠り所になってくれたことをとても感謝しています」

目指したのは「シノワズリ」の世界観


タイムレスで色褪せない結婚式を望んでいたミドリさんは、中国のエキゾチックさとヨーロッパの華やかさがミックスされた「シノワズリ」の世界観を意識しました。

 

ウェルカムスペースを敷地内の桜の下に設けて、アンティークの家具や壺を並べてゲストをお出迎え。披露宴会場も洋館の建築美を生かし、プラナカンやババ文化漂う什器や花瓶をデコレーション。中でも、高砂に飾った近代イギリスのデザイナー、ウィリアム・モリスのチェアがお気に入りなのだとか。

 

「装飾はチェン・カイコーの映画や、シンガポールの街並みを参考にしました。装花やインテリアをアシンメトリーにすることで、アールヌーボーを感じられる空間が叶えられたと思います」

ゲストとの会話は中国茶を片手に


感謝を自分の言葉で伝えたかったミドリさんは、新郎新婦とゲストが気兼ねなく会話できる雰囲気作りを大切にしました。余興を控えた分、デザートブッフェや中国茶の提供を企画。中庭で鮮やかな茶器に入れたお茶を片手に、リラックスした時間を過ごせたことで、ゲスト同士の仲も自然と深まったそうです。

 

「式後、多くのゲストから『心遣いが感じられた』との言葉をいただけて、非常にうれしかったです。大切な人たちを招いてパーティーを開くというのは、とても貴重で楽しい経験でした!」

 

装花やインテリアなど、細部までとことんこだわり抜いたミドリさんの結婚式。唯一無二の世界観は、ゲストたちの記憶に色濃く残ったことでしょう。

ウェディングソムリエ ウェディングドレス 春婚

ミドリさんのウェディングレシピ


場所:KAMAKURA

会場:古我邸

衣装:1着目/アムサーラ、2着目/クレア・ペティボーン(プリューム)

エンゲージリング:ブシュロン

マリッジリング:イズ

インスタグラム:@_tm_wd

 

 プレ花嫁さんへのアドバイス 

「結婚式準備はとても大変だと思いますが、夫婦になって初めて2人で力を合わせる期間だと思います。『この経験が今後の糧となっていく』と実感したので、ぜひこだわりを詰め込んで準備してください。辛いと思う瞬間も、きっと良い思い出になるはずです!」

 

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