2018年3月、全米で注目を集めるトッププランナーAnnie Leeさんと、ウェディングソムリエアンバサダーによるトークセッションをSWITCH表参道にて開催しました。世界トッププランナー日本代表に選ばれたBLISS WEDDINGの葉山泰子さん、NYの最前線のフラワーデザインチームで活躍するEtsukoさんという豪華メンバーを迎えた座談会の様子をお届けします。

about Annie Lee

 

「エレガンスに注目」した拘りのアートなデザインを作り上げているトップ・ウエディングプランナー。「The Knot(ザ・ノット)」のMVPでトップ20入り。また、Martha Stewart Weddings(マーサ・スチュアートウェディングス)のトッププランナーにも選ばれた全米で注目の人。

 

手掛けたウエディングは、「Martha Stewart Weddings」「The Knot」「Style Me Pretty」「InStyle」「Weddings」「People Magazine」等、日本の花嫁も憧れるメディアで多数紹介されている。 活動拠点は、NYとマイアミ、ディスティネーション(国外)が中心。貴族や富裕層のウエディングを手がけている。

 

 最新のトレンド


 日本では昨年辺りから流行っている、バーンウェディングや、ラスティックなスタイル。NYでは3年前くらいには流行が過ぎ、新たに「ミューテッド 」なスタイルが人気を集めていたそう。少しくすんだ色味、いわゆるダスティカラー。ダスティカラーは日本でも今とても人気でダスティピンクやダスティブルーを取り入れている花嫁さんはとっても多いですよね。

 

NYでは、このミューテッドもそろそろ人気に陰りが。いまのNYブライドの気分はカラーアップ!ボリュームアップ!

より鮮やかに、より豊かに。そんなスタイルが注目を集めているそう。ダスティカラーでまとめたブーケに鮮やかで大振りのお花を挿し色に。まずはそんなスタイルから取り入れてみるのもいいですね。そして背の高い装飾よりは低めの装飾が今の気分なんだそうですよ。

 

NYのブライドの一番のこだわりは、ユニーク(唯一無二)であること。友人と同じスタイルはありえない!会場もドレスのブランドも絶対にかぶらないようにというのが絶対のポイント。

 

そんなお話の中で印象的だったのがAnnie Leeさんの「トレンドだけを追いかけるスタイルは好きじゃない」という言葉。

ファッションと違い、一生に一度の結婚式。だからこそずっと続いていくようなスタイルを創り上げることを意識しているそう。例えば、ウェディングドレスを最初に着たクイーンビクトリアに想いを馳せることも。歴史を大切にしながら、新しいものを生み出していくという想いをもってプロデュースされています。

 

 

NYブライドも意識するインスタ映え


 いまは、NYのブライドもインスタ映えが命。写真映りだけよければ、クリスタルじゃなくてプラスチックでも構わないという考え方も。そのせいでクオリティがどんどん下がっている傾向も。そんな流れの中でもAnnie Leeさんは「オーセンティックであること」を大切にしてほしいとお話してくれました。

 

 

NYのウェディング事情


 NYでバーンウェディングが流行った背景には社会情勢が。経済の悪化に合わせて、あまり華やかすぎるスタイルは気がひける…とはいえしっかりこだわりたい。同じくらいコストを掛けても、そうは見えないようなスタイルを創りたい…。NYブライドのそんな心理から生まれたスタイルなんだそう。今後のトレンドを占う時には、社会情勢なんかも考えるのも面白いかも!?

 

Annie LeeのWedding Tips


 ◆ウォールペーパー

今、デザイン豊かなウオールペーパーを使ったスタイルが人気を集めているそう。日本ではなかなか壁紙をアレンジする事は難しいかもしれませんが、フォトブースに取り入れる事はできそうですね。

 

◆カスタムナプキン

ナプキンにファーストキス、プロポーズなど、2人のタイムラインをプリント!

 

◆エスコートグラス

エスコートカードの代わりに、グラスにゲストの名前を入れて。

 

◆ミュージックペアリング

ワインペアリングをするように、その料理に合わせて音楽を。和食を提供する時には和の音楽、そんな風にペアリングを楽しむ。

 

◆空間アレンジ

空間をアレンジするコツは、椅子とリネンとライティング。この3つで空間はガラリと変わる。また、各テーブルを少しづつ飾るのではなく、一番目に入る一箇所にインパクトを!

 

 

 

名称未設定-2


 

最後にAnnie Leeさんから日本の花嫁へのアドバイスを。

日本のウェディングは海外のウェディングに比べてとっても自由度が低いです。

日本の花嫁はある程度の縛りの中で自らのスタイルを決めていくのが一般的。それにとても驚いていたAnnie Leeさん。

ドレスや装飾、ヘアメイクやカメラマンを自由にカスタマイズするのは日本ではまだ難しく、持ち込めたとしても安くはないコストがかかります。

また、そんな規制の中でのウェディングだから、どうしても似たようなウェディングばかりになる。

慣習を変えるのはなかなか難しいかもしれないですが、皆さんのお子さんが結婚式を挙げる頃には

もっと自由なウェディングを叶えてあげられるよう「戦ってほしい」と。

 

戦うというと、言葉が強いかもしれませんが、それはなにもプランナーとケンカをしなさいとか、

無理難題を押し付けなさいと言うことではありません。

 

自分のやりたいスタイルがあるなら、それを堂々と主張すること。

そしてただお願いするだけでももちろんダメです。大切なのはコミュニケーション。

どうして自分がそのスタイルをしたいのか、そこにどんな想いがあるのか、

それを実現するために自分は何が出来て、相手に何を協力してもらえばいいのか。

8歳の子供みたいに純粋に、なんで?どうしてできないの?どうしたらできるの?って

沢山のクエスチョンを重ねながら作りあげていくようなマインドが大切です。

 

 

これって結婚式の準備以外にも通ずる、とてもステキな考え方ですよね。 

 

 

(Editor: Natsuko Sakai) 

ファシリテーター: BLISS WEDDING


 
BLISS WEDDING(ブリスウエディング)とは、
今までの結婚式を超えた“結婚式”を提供する次世代型プロデュース会社です。
結婚式をより印象深くオリジナリティ溢れる1日を創り上げる(オリジナルウエディング)、「オーダーメイド専門店」です。

BLISS WEDDING

 

insta

 

 

insta

 

 

 

Top