指定された神戸の広場。待っていた彼の手には大きな花束と模造紙
交際して1年4ヶ月のある日、彼の提案で神戸へお泊りデートに行くことになりました。
ホテルについてすぐのこと、彼が「ガレージに忘れ物をしたから少し待ってて」と部屋を後にしました。
しばらくホテルの部屋で過ごしていると、リサさんのスマホに着信が。電話の相手は彼でした。
「たまたま共通の友人に会ったから出ておいで。一緒にご飯を食べよう!」という彼の言葉にリサさんも外へ出掛けることに。
指定された場所に行ってみると、そこはなぜか飲食店など一つも見当たらない広場でした。
不思議に思いながら辺りを見回すと、なんとスーツに着替え、大きな薔薇の花束と模造紙を持った彼の姿が。
おもむろに手にしている模造紙を広げ出す彼。その模造紙には大きな文字で「結婚しよう!」と書かれていました。
突然のことに驚きを隠せないリサさん。(彼の文字が綺麗なことにも驚いたそう。)
彼は、辺りに響くような大きな声で「結婚しよう!」と叫び、指輪の箱を開きリサさんの薬指にはめてくれました。
とにかくリサさんを喜ばせたいという気持ちでいっぱいだった彼は、サプライズを成功させるために事前にさりげなく好きな指輪のブランドやサイズなどを聞き出し、薔薇の花束の意味も調べて入念な下準備をしていたそう。当日は朝からずっとそわそわしていたといいます。
日頃から、ロマンチックな演出が好きだと伝えていたというリサさん。彼がその想いに応えるために一生懸命考えてくれた気持ちに、素直にとても嬉しく幸せな気持ちが溢れだしました。
大切な人を喜ばせたい。何よりもその思いそのものが最高の贈り物なのかもしれません。