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両親と祖父母に捧げる、感謝の春婚

花嫁のリアルストーリーを紹介する「ウェディングレシピ」。

大好きな両親と祖父母に花嫁姿を見せたかったユリナさんの、家族愛あふれる結婚式をレポートします。

ゲストは200人! 式の準備に大慌て


愛らしい笑顔が魅力的な新婦ユリナさん。出会いは彼のひと目惚れだったそうですが、前向きで愛情あふれる人柄に惹かれ、ユリナさんも自然と結婚を意識するようになっていきました。結婚式には仕事の関係者を含め、なんと200名以上のゲストを招待することに! いくつか式場見学をする中で、広い披露宴会場のある「グランドハイアット東京」を選びました。

 

2人は結婚式までお互い実家で暮らし続けていたので、なかなか式の準備に時間を割けず……一日がかりで招待状を作ったり、入稿直前まで席次表を調整したりと、結婚式までの半年間は大忙しでした。

 

「式の準備にはとてつもないパワーを費やしました(笑)。幸い、プランナーさんが親身にサポートしてくださったので、とても心強かったです!」

春らしいグリーンのコーディネート


結婚式が3月だったので、会場装飾やコーディネートは“春”を意識しました。ゲストテーブルには春らしい装花をディスプレイ。グリーンのプレートとネイビーのクロスを添えて、淡い色合いの花を一層引き立たせました。さらに高砂や出入口にはシンボルツリーを。これは会場を決めたときからユリナさんがどうしても取り入れたかった演出だったのだとか

 

また、ウェディングドレスは“上品さ”と“華やかさ”がテーマ。挙式では木造のチャペルに合う『プロノビアス』のクラシカルなロングスリーブのドレスを、お色直しではずっと憧れていた『ハツコエンドウ』のカラードレスを選びました。

 

「実は『グランドハイアット東京』が『ハツコエンドウ』と提携していたのも会場を決めたポイントでした! グラデーションカラーのチュールスカートが美しくて、まるでプリンセスになった気分を味わいました」

式を挙げる意味と祖父母への想い


ユリナさんが結婚式を挙げた最大の理由は、両親や祖父母に花嫁姿を見せたかったから。式当日、念願のウェディングドレスを纏ったユリナさんは、どうしてもやりたいことがありました。それはお祖母さまとお母さまと3世代で写真を撮ること。

「これまで3世代できちんと写真を撮る機会がなかったので、記憶だけでなく記録として残したいと思っていたんです」

 

式から数ヵ月後、ユリナさんの結婚式を待っていたかのようにお祖母さまが天国へ旅立たれました。90歳近い年齢にも関わらず「ずっと楽しみにしていたユリナちゃんの結婚式だから」と、張り切って式に参加してくださっていたそうです。式後も写真を見返しては、嬉しそうに思い出に浸っていました。

 

「実は式の直前、祖父も亡くしていました。まさか最愛の2人がいなくなってしまうなんて思ってもいませんでしたが、祖父には顔合わせで振り袖姿を、祖母には式で花嫁姿を見せられたことが何よりもの思い出です。このタイミングでお式が挙げられて本当によかったです」

一人娘から両親へ、感謝の手紙


家族愛に包まれた結婚式は、ユリナさんからご両親への手紙で締めくくられました。一人娘で愛情をいっぱいに育てられてきたユリナさん。これまでなかなか言葉にできなかった感謝の気持ちを手紙に込めたそうです。涙を流すお父さま・お母さまを見て、言葉にして伝えることの大切さを改めて実感しました。

 

「送賓の際、ゲストから『とてもいい式でした。最後の手紙は涙が止まりませんでしたよ』と声をかけていただきました。“結婚”という新たな旅立ちの日に大切な人たちに感謝を伝えられて、同じ時間を分かち合えたことに感謝しています」

 

「大切な家族に喜んでほしい」そんな想いで挙げた結婚式で、ユリナさんは家族とのかけがえのない時間を過ごすことができました。お披露目だけでない、結婚式を挙げる意味──それを改めて感じさせてくれるエピソードですね。

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ユリナさんのウェディングレシピ


場所:TOKYO

会場:グランドハイアット東京

衣装:1着目/プロノビアス drumsa(プロノビアス青山店)、2着目/ハツコエンドウ ソフィア(ハツコエンドウ銀座店)

ヘアメイク:竹本実加

カメラマン:大貫絢子

エンゲージリング:ブシュロン

マリッジリング:ブシュロン

ハネムーンの行き先:カウアイ島&オアフ島

インスタグラム:@yurina.t1106

 

 プレ花嫁さんへのアドバイス 

「この度はご結婚おめでとうございます。式に向けて準備される中で、ご主人と協力し合って楽しい思い出をたくさん作ってください。色々と悩むこともあるかと思いますが、ご自分たちの気持ちを大切に、“私たちらしく”を忘れないでくださいね。素敵な結婚式になりますように」

 

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