最旬ウェディングニュース
新型コロナウイルスの結婚式への影響についてプレ花嫁300名にアンケート
このエントリーをはてなブックマークに追加

 

新型コロナウイルスの影響で、結婚式について苦悩する花嫁さんの声がたくさん届いています。

 

そこで、ウェディングソムリエでは、2020年2月26日〜27日の2日間で300名の花嫁さんに対し、「新型コロナウイルスの結婚式への影響」についてアンケート調査を実施。実際にどれくらいの花嫁さんが、コロナウイルスの影響を感じているか、どのような対応を検討しているのかを調べました。

 

先の見通しが立たない中で、1人で悩むのはとても辛いですよね。他の花嫁さんの意見や考え方を知ることで、少しでも判断材料になればと思います。

♠66.8%の花嫁さんが結婚式への影響を感じています


新型コロナウイルスの結婚式への影響についてプレ花嫁300名にアンケート

「結婚式について新型コロナウイルスの影響をどの程度感じていますか?」という質問に、全体の66.8%の花嫁さんが何らかの影響(不安)を感じていると回答しました。結婚式の時期が近い、2020年7月までに挙式を予定している花嫁さんに限定すると83%の花嫁が不安を抱えているという結果に。影響を心配している人の意見としては、大きく下記の3点が挙がりました。

 

 (1)参列者への配慮 

「高齢者や妊婦さん、遠方から参加するゲストに感染リスクを負わせるのが怖い」「参列者の皆さまにご不安な思いをさせてまで開催すべきかかなり迷っている」「ゲストから欠席の連絡が入りはじめ不安を感じる」「親族から開催について心配されている」

 

 (2)社会全体の空気感 

「会社から在宅勤務を命じられイベント参加を控えるように通達されている状況下で開催していいものか悩む」「ネットやテレビで結婚式延期、中止の話を聞き不安になっている」「結婚式への世間の声が怖くなりました。」「国を挙げてイベントの自粛が言われているから」

 

 (3)今後の見通しが立たないことに対する不安 

「検査体制なども整っていない状況で収束の目処が立っていないから」「政府の声明及び対応の遅さにより、今後どれだけ長引くのか懸念される」「感染者の急増と対策や医療処置が確立されていないこと」

 

海外挙式予定の花嫁さんからは、現実問題として渡航に関わる規制を心配する声も。

全体として言えるのは大切なゲストへの影響や、自粛ムードの中で開催することへの心苦しさ、収束の目処が予測できず国の対応への不安等に多くの意見が集中しました。

 

逆に影響をそれほど感じないという花嫁さんも。「夏前の収束を信じているから」「列席者に高齢者がいないから」「都内のゲストがほとんどだから」「海外挙式だから」「身近で感染者がいないから」「致死率が低いから、インフルエンザと同じ感覚」などの意見もありました。置かれている状況によっては「過度に心配しすぎなくてもいい」という見方もありますよね。

 

 

 

♠結婚式の延期を状況に応じて検討したい花嫁は25.6%


新型コロナウイルスの結婚式への影響についてプレ花嫁300名にアンケート

「結婚式の延期もしくは中止を考えていますか?」という質問に対して、「状況により検討したい」と回答した花嫁さんは25.6%でした。さらに、実際に延期を決定した花嫁さんは現時点では2.7%と意外にも少なめ。

 

約60%の花嫁さんは現時点では延期を検討していないと答えています。そこには、費用面の負担や日程調整の問題など様々な苦悩があります。人それぞれ式場の対応も違えば、結婚式における事情も違います。どんな答えにも不正解はなく、自分たちで悩んで出した答えはどんな決断でも正解なのではないでしょうか?

 

現時点では延期を検討しない理由

 

・会場に空きがなく延期をすると2年先になってしまう。

・結婚式のために家族、友人、式場、沢山の人が予定を調整してくれているので。(不安なゲストには欠席しても構わないことを伝えている)

・子供もいるので、延期すると次にいつできるか分からない。

・年齢もあり妊活に入りたいので延期して結婚式を待っていられるほど時間に余裕がない。

・祖母の余命が少ないので。

・父が癌であと1年生きられないと言われているため、時期を遅らせると花嫁姿を見せられない。

 

キャンセル料を規定通り多額の請求をされるケースの場合、費用面の負担の大きさから延期を踏みとどまる傾向も。

・何十人というゲストの飛行機や新幹線のチケットを手配済みだから。

・延期をするのに全額請求など費用面の負担があまりにも大きいから。

 

新型コロナウイルスの影響に不安を感じながらも、延期をすることが難しい状況に置かれている花嫁さんも多く、その苦悩は計り知れません。

花嫁がウェディング企業に求めることは?


「ウェディング企業に求める対応」を調査したところ安全を求める声が最も多く、みなさんが自分の事だけではなく招待するゲストのことを大切に考えている気持ちが伝わりました。

 

・消毒用ジェルの設置を徹底する等、参列者の皆さまに安心して来ていただけるような配慮をお願いしたい。

・アルコール消毒など普段以上に対策していただきたい。

・ゲストにも伝わるような対応を。

・ゲストの皆様を安心させるため、スタッフ全員マスクの着用、手指消毒の徹底をお願いしたい。

・料理の前にアルコールのおしぼりを配ってほしい。

・ヘアメイク、調理スタッフは絶対にマスク着用で特に気を配ってほしい。

 

また、迅速な情報発信や対応方針の開示を求める声も。
 

・体制はどうなっているか、状況がわかり次第連絡が欲しい。

・国の方針が曖昧である今プレ花嫁はみんな不安でいっぱいです。ウエディング関連企業様の中には保障していただけなかったり連絡しても返信がない。できる範囲で構わないので臨機応変に対応いただきたい。

・式場としてのコロナウイルス対策の方針(延期が望ましいなど)その上で、キャンセルや延期に関する現時点での指針を出してほしい。

・自社が安全であることを、新郎新婦をはじめ列席者へ示してほしい。

・業者の方から具体的な提案や情報提供があると決行するかどうかの判断材料が増えて検討しやすいように思います。

 

結婚式はただのイベントではなく、大切な人生の節目の儀式でもあります。それぞれの花嫁さんが大きな思い入れを持ち、ゲストをおもてなしするために多額の費用と時間を割いて一生懸命準備をしています。

 

そんな中で、様々な状況を鑑みながら苦悩を重ね決断した結果は、それがどんな答えであったとしても誰かに責められるようなものではありません。その決断の裏側にはそれぞれの事情や想いがあります。全ての花嫁さんが納得のいく決断ができて、最終的には皆で最高に素敵な結婚式を挙げられるように祈っています。

 

 

社会全体に暗いムードが漂っていますが、「プレ花嫁」でいられる期間は人生でほんの一瞬です。

その大切な時間を楽しんでいただけるように、イベントとはまた違った形の様々な企画を考えていますので楽しみにしていてくださいね。

 

Happy wedding!

[調査概要]
調査名:ウェディングソムリエ コロナウイルスに関する花嫁300名アンケート調査
調査対象:ウェディングソムリエのユーザー 300名(プレ花嫁)
調査期間:2020年2月26日〜2020年2月27日
調査方法:インターネット上での調査

新型コロナウイルスの結婚式への影響についてプレ花嫁300名にアンケート
このエントリーをはてなブックマークに追加
«  |  »

 

insta

 

 

insta

 

 

 

Top